建設用語小辞典

スターラップ

意味

あばらきん(肋筋)とも言います。梁の主要な鉄筋を囲むように加工された鉄筋。単に主筋を組み立てるために設けるものではなく、主要な力のほかに働く力に対抗します。この説明だと帯鉄筋と同じことになりますが、スターラップの元の意味は掻き上げるといった意味で、桁の下の上鉄筋を桁の端の方では桁の下縁の引っ張り力よりも桁を切断するような力が主になるので、これに対抗して主鉄筋斜め45に曲げ上げることです。45でなくても、その場所場所で最適な角度もあるはずですが、45で問題はなく施工の便も考えるといいというわけでしょう。厳密には吊り橋のカテナリー曲線のように曲線にするのがいいのでしよう。ポストテンション方式の橋桁では実際、主鉄筋というか鋼線はそういう配筋をします。鋼線は値段も高いし鉄筋の10倍以上の力がかかりますので急角度で曲げるとその場所で破壊が起こるでしよう。

英語

stirrup,hoop tie,hoop lateral tie

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