建設用語小辞典

ようかん

意味

「レンガをたて長方向に切断したもの」(建築)*1とあります。何のために切断するか? レンガは普通、千鳥に並べていきますが、そうすると端っこのところで、どうしても半分に割らないと収まらなくなります。土木一般では、セメント自体の強度を求めるために、上記のミルク状にしたものをようかん状に固めて、試験します。これもようかんと呼ばれます。誰もかぶりつきたいとは思いません。半たわみ性舗装のミルクもようかんにして試験します。

半たわみ性舗装の英語は、semi-flexible pavementですが、semi-rigid pavemntと記述する場合もあります。ですが、semi-rigid pavement というと、路盤代わりにコンクリート舗装を用いて表層にアスファルト舗装を組み合わせるコンポジット舗装 composite pavementを意味します。日本語では半剛性舗装は半たわみ性舗装と同じ意味です。

英語


*1 この(建築)とあるのは、丸善出版サービスセンターから出版されている、福本悟美 著「建設現場の子守唄」の建築現場の「言葉の遊び」から取ったものです。「」で囲んであるのが、この本の記述で、あとは当ページの作者が追加した記述です。この本の中で紹介されている現場用語のすべてを収録したわけではありません。実のところ、建築で使われる言葉は舗装関係ではなじみのないものもあります。かなり共通性のあるものを収録しました。いくつかは、関連する記述として紹介していますが。

ページトップへ戻る