建設用語小辞典

ひび割れ注入工法(ひびわれちゅうにゅうこうほう)

意味

コンクリートにつきものの、ひび割れの補修工法です。ひび割れの中にセメントとか樹脂を埋めてやればいいという単純な発想です。ただ流し込むのではなく、圧力をかけ、それも低圧注入と高圧注入があります。あまり高圧でやると、逆に壊れそうですけど。少しばかり大きいものの場合、周辺も含めてカッターで切り取って、補修材を充てんするのは充てん工法です。劣化してはく落したり、もっと大きいのは、もとの形まで補修材を埋め戻してやります。断面修復工法ということになります。海中の構造物のひび割れを電気で修復するというのがあります。うまいこと電気を流すと、海水の中のカルシウムとかマグネシウムが吸着されて固まるというもので、電着工法というものです。ひび割れというわけではありませんが、もっと規模が大きくて、トンネルの覆工(ふっこう)や擁壁と地山(じやま)との間にできたすき間には、モルタルを注入などします。これは裏込め注入工法です。

英語

ページトップへ戻る