建設用語小辞典

すり減り減量

意味

骨材(こつざい)のすり減りやすさをあらわす指標で、骨材を鉄のドラムの中で鉄の球と一緒に回転させるロサンゼルス試験機にかけ、すりへった重量の率で表わします。すり減り量を調べる試験法にドバル試験というのがあります。ドラムが小さいだけで試験法も似たようなものですが、現在ではほとんど使われません。ちょっとやり方が違いますが、同じような目的の試験で破砕試験というのがあります。直径15 cmくらいの鉄製円筒に骨材試料を詰め、40トンくらいの荷重をかけて押しつぶすようにすると骨材の丈夫でない部分は破砕されます。これを2.5 mmふるいでふるって通過した分を百分率で表し、破砕値といいます。イギリスの試験法で、ロサンゼルス試験の簡易版といったものです。タイヤによる摩耗を想定した試験法があって、円筒の周りに試料を貼り付けてタイヤの下で回転させて、ポータブルテスタで摩擦係数に相当するPSVを求める試験法がイギリスにあります。

英語

abrasion loss

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