建設用語小辞典

親水性骨材(しんすいせいこつざい)

意味

アスファルトと較べて水の方に親和性がある、つまり濡れやすい骨材(こつざい)のことで、アスファルト舗装ではアスファルトが水に負けてはがれる、つまりはく離(剥離 ストリッピングともいいます)するといったことが起こりやすくなり、破壊につながります。といっても、だいたいの骨材は親水性がよく、特にその傾向が強いのが酸性岩ということです。親水性骨材の反対の性質の骨材は疎水性骨材ということになります。はく離の説明ついでに層間はく離ですが、これは舗装に限らず、数層に分けて塗ったり吹き付けたりするものについて、層と層の間がはがれてしまうことです。一体として働くべきものが、いろいろ都合があって何層かに分けて施工する、あるいは古いコンクリート舗装の上にアスファルト舗装をオーバレイする訳ですが、施工が悪かったり、わずかの水分が入りこんでブリスタリングを起こしてはがれるといったことがあります。

英語

hydrophilic aggregate,water loving

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