建設用語小辞典

耐酸(たいさん)コンクリート

意味

下水道などでは硫酸を作り出す細菌などもいて、心配なところではこうしたものを使います。フライアッシュを混ぜて水密性を良くしたり、骨材も酸に弱い石灰石みたいなのを避けてシリカ分の多いものを使います。その心配のもとの細菌を殺したり、少なくとも増殖させないようにしようというのが抗菌コンクリートです。銅とかニッケルをコンクリートの中に混ぜたものです。構造物の補修はとにかく速さが要求されるので超速硬コンクリートといって、混合してから数時間で必要な強度になるというものが使われたりします。硬化が始まるのも数分内ということで、速すぎて困るので、硬化の始まりを遅らせる遅延剤を使ったりと妙なことをします。半たわみ性舗装でも、こちらはセメントミルクですが、交通開放を早めるために同じようなことをします。

英語

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