建設用語小辞典

空隙率(くうげきりつ)

意味

アスファルト混合物中にあるすき間の割合です。一般の舗装では4%前後です。必ずしもすき間がない方がいいというわけではありません。アスファルト混合物が安定であるためには最小空隙量を残さなければならないとする空隙理論というのがあって、あまり、密になるとかえってわだち掘れの原因になります。透水性舗装や排水性舗装では20%程度にします。もっともこの場合は閉じ込められた空隙でなく、つながりあっていることが重要で、連続空隙率が問題になります。英語は void ratioとでも言いそうなものですが、実は土質関係で間隙比という似た言葉があって、そっちが先口なので舗装関係では使えないようです。間隙比の場合はすき間を埋めるのは空気と水ですが、空隙率では空気だけです。

英語

air void,void,percentage of air voids

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