建設用語小辞典

出来形(できがた)

意味

作業が終了してできあがった形の状態、つまり仕上がりのことです。ちゃんと仕上がるか管理するのが出来形管理です。舗装で言えば、基準高、幅、延長、平坦性などの管理ということになります。出来形は、ときにどれだけできたかを金額で表わした出来高と同じ意味に用いられます。言い間違いの類だと思いますが、場面でわかるというわけです。出来高の方は、まだコンクリートの打ち込み中で、完成の姿にならなくても出来高はあるという違いがあります。それだけ受注者はお金を使っているわけですから。納まりも似たような意味です。木造建築で部材と部材の取付具合、見え掛かり(みえがかり)の出来栄え、煙突と屋根の間のような所の雨仕舞(あまじまい)(そのための材料を雨押え(あまおさえ)と言います。)などがちゃんとしているか等をいうわけです。何によらず、ちゃんと仕上がっているどうかが納まりのようです。

英語

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