建設用語小辞典

先進導坑方式(せんしんどうこうほうしき)

意味

トンネルを掘るとき、本トンネルを掘る前に先に導坑(小さいトンネル)を掘り進み、資材の運搬、ずり出し、通風、排水に用いるほか、本トンネルの工事方法を選定するための下見の役目もします。地山(じやま)が非常にいいことが分かっていれば、全部の断面を同時に掘削する全断面掘削工法がありますが、我が国の地質は非常に複雑で、あまり用いるチャンスはありません。普通は導坑を掘ってから切り広げるわけです。側壁から掘り進み、ただちに覆工して、その後でアーチ部分を掘削するのが側壁導坑方式です。

英語

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