建設用語小辞典

保水性舗装(ほすいせいほそう)

意味

ヒートアイランド現象に対応するため、遮熱性舗装(しゃねつせいほそう)とともに最近、注目されている舗装です。排水性舗装と似た、雷おこしのような舗装の空隙に水を吸着する材料(保水材)を詰めて、水を溜めて気温が上がると水分を蒸発させて気化熱を奪われることにより、舗装の温度を下げようというものです。保水材には、各社工夫があり、鉱物質や樹脂等のグラウト材や細粒材が用いられています。ただ保水するだけなら紙おむつの材料のようなものでいいのですが、蒸発しにくいということもあるようです。普通はアスファルト舗装ですが、アスファルトは水と長時間接触すると溶けるわけではありませんが、乳化するという似たようなことがおこるのでちょっと心配な点があります。使うアスファルトは高粘度バインダという強力のものを使うので問題ないようです。一般に改質アスファルトは、水に対するはく離防止剤が入っていて、乳化しにくい性質があります。

英語

ページトップへ戻る