建設用語小辞典

モルタルバー法

意味

骨材がアルカリ骨材反応を起こさないか、細骨材でモルタルのようかんみたいなのを作って高温多湿で養生して、半年間の膨張量で判断するものです。に多様なものですが、今度は現場で採取したコアを似たような方法で試験する膨張量試験というのもあります。半年はまだるっこいので、迅速法というのがあって、同じようなものですが、高温、高圧で養生して超音波の伝搬速度とか共振振動数、膨張量とかで調べる方法があって、2日で結果が出るそうです。もっと早く、骨材を粉末にしてしまってアルカリ溶液に入れて加熱して溶け出したシリカ分の量を測定する化学法というのもあります。ちょっと違いますが、示差熱重量分析といって、加熱したときの重量の変化や温度変化から水酸化カルシウムとか炭酸カルシウムなどの含有量を調べるのがあります。どちらも加熱するとH2OやCO2が抜け出すのでしょう。もっと高級になると、EPMA、これは電子線マイクロアナライザーの略称だそうですが、電子線を当ててやると物質の化学成分を見分ける方法、粉末にしたコンクリートにX線をあてて、結晶構造を調べて、エトリンガイトとかいう針みたいに結晶して膨張する成分が含まれているかを調べる粉末X線回折分析というのもあります。

英語

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