建設用語小辞典

アセットマネージメント

意味

元の意味は資産管理ですが、最近、道路維持業務の契約方法として話題になってきました。道路が資産で、その管理を民に任せようという契約です。アメリカでそういう契約方法が実施されています。5年間くらい、数百キロの道路を舗装だけでなく、橋、橋、植裁、除雪などを、定められた水準に維持する契約で、アメリカの例では、台風や事故などの不慮の災害についても、定められた契約金額内で処理するということです。資産の所有者である、道路管理者(もはや道路管理者ではないということになりますが)はこまごまとした設計、契約業務から解放され、予算管理も楽なものです。契約の中身からみて、資金力の十分にある会社でないと契約はできませんが、アメリカでは、地方の小さな会社にも下請けとして、直接、官の契約を競争で勝ち取るよりもチャンスがある、と言っていますが、そう、うまくいくのか疑問のように思います。日本でも研究はされているようですが、まだ、問題は山積みだろうと思います。外国で性能発注(せいのうはっちゅう)といっているものも実はアセットマネージメントと考えているものと同じだったりします。最近では略記としてAMや、AMS アセットマネージメントシステムが見られます。

英語

asset management

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