建設用語小辞典

遅れ破壊(おくれはかい)

意味

鋼材に強い引っ張り力がかかりっぱなしのとき、ある日突然、もろく破壊することがあります。実際に問題になったのは鋼橋の継ぎ手に高張力ボルトで2枚の板を締め付けて摩擦で緩み無くつなぐ摩擦接合という方式を用いていて、ある日ボルトが取れて落ちてしまうという事故が多発したためで、現在は少し張力を少なくしています。高力ボルトという言い方もあるようですが、ハイテンボルトという言い方がかなり一般的です。高力ボルトの読みで検索がありましたが、こうりょくが標準的のようですが、高力ボルト協会というのがあってコウリキと読ませています。高張力ボルトは普通の鋼材の百倍近い引張強度の高張力鋼で作られます。

英語

delayed failure ,delayed fracture

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