建設用語小辞典

洗い試験(あらいしけん)

意味

骨材に混じっている、粘土、シルトなどの好ましくない成分の量を計る試験です。0.088mmのフルイの上に目詰まり防止のため、1.2mmのフルイを重ねた上で骨材を水洗いすると 0.088mm以下の細粒分が流されます。残った試料の重量と再処理重量との差から、この細粒分の重量%を求めます。細粒分が多いと、コンクリートでは、単位水量(たんいすいりょう)が余分に必要になったり、セメントと骨材の付着が悪くなるなどの悪さをします。似たような名前で洗い分析試験というのがありますが、これは、まだ固まっていないコンクリートを水洗いしながら、フルイにかけてセメントと骨材、それに水の配合比を求める管理のための試験です。

英語

decantation test , washing test

ページトップへ戻る