建設用語小辞典

注入工法(ちゅうにゅうこうほう)

意味

舗装でいうものと、地下工事でいうものとあり、舗装ではガタのきたコンクリート版の補修に、地下工事では岩盤の強化にと目的は少し違いますが、原理的には似たものです。舗装の方からいくと、オーバレイをする前にコンクリート版に穴をあけて、マッドジャッキングといって土と砂、それにセメントと水を混ぜた泥状のものをコンクリート版の下の隙間に押し込むものです。サブシーリングというのは押し込むものが、アスファルトかセメントのモルタルになり、普通は200℃以上に加熱したアスファルトを圧力をかけて注入します。最近ではアスファルト注入工法あるいは単に注入と呼ばれています。コンクリート舗装に適用するものは総称してスラブジャッキングとも呼ばれます。地盤の強化でも同様な材料も使えますが、よくいわれるのは注入材を注入する薬液注入、あるいは薬注で、これは、どんな隙間にも入るとか、強度が出るとか、地質に合わせていろいろなものが使われます。水ガラスと呼ばれる珪酸ソーダ系のものがよく知られています。

英語

injection method,grouting

当社商品

アスファルト注入工法

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