建設用語小辞典

じょく層(じょくそう)

意味

難しく書くと褥層です。褥はしとね、つまり座布団、敷き布団の類ですが、路盤紙(ろばんし)の代わりに散布する薄い砂の層のことです。また、ブロック舗装などで、ブロックの下の基層の面に敷く砂、モルタルなども、こう呼ばれます。最近はアスファルト舗装でもこの言葉が使われ、コンクリート舗装の上にオーバレイするとき、やわらかいアスファルト混合物あるいはシールコートなどの層を薄く設けて、コンクリートに入っている、目地(めじ)、ひび割れなどの動きによる力を上のアスファルト混合物に伝えないようにするものです。最近、砂ぎめという言葉を聞きました。支店からもらった図面に切石砂ぎめ舗装とあるが何だろうかと質問があって、ネットで調べてみたら、砂のじょく層のことでした。造園関係で使われる言葉のようです。褥というと「褥を重ねる」という色っぽい言葉を思い出します。意味はどうなんでしょうね。「褥を共にする」を何度も重ねる、つまり「一夜の褥」ではないということでしょうか?

英語

sand cushion

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